位置と地勢
村は北緯41度、東経140度40分に位置し、総面積は80.84平方キロメートル、その約80%が山林である。
現在の耕地面積比率は15%、平地には村人が長い年月をかけてつくりあげた美田が広がる。
中山山脈から流れる4本の川の豊かな農業用水を利用し“上磯地方の蔵”と呼ばれている。
しかし、ヤマセの影響も受けやすく、時折恐ろしい冷害が村を襲ってくる。
平成5年の皆無作は農家に大きな爪あとを残した。
陸奥湾はおだやかで養殖業に最適。ホタテ養殖が盛んである。
村の南は、青森市。
昔は20Kmの道を足で歩いたという。今は国道、JR線が村を南北に貫く。
村民憲章
昭和43年11月23日制定
私たちは、きびしい自然にうちかった先祖の不屈の精神を受けつぎ、蓬田村の村民であることに誇りをもち、明るく住みよい村づくりのため、すすんでこの憲章をかかげ実践いたします。
- なんでも話し合い たがいに助け合う 明るい村をつくりましょう
- げんきで働き 楽しい家庭と ゆたかな村をつくりましょう
- こころから郷土を愛し すすんですみよい村をつくりましょう
村章
昭和43年7月16日制定
蓬田村の頭文字「ヨ」の字を図案化したもので三本の尖った線とし、一番下は過去(祖先)、中は現在、上の長い線は未来(青少年)を意味し、限りなき発展と松葉のごとく強健にして融和と団結を表現したものです。
シンボル
村の花・ハマナス
(バラ科)
本州北部・北海道の海岸に群生する。落葉低木で枝は太くとげがある。葉は羽状複葉。6、7月ごろ、枝頂に径約7cmの紅色の五弁花をつける。
村の鳥・オオハクチョウ
(カモ目カモ科)
翼を広げると2mを越し、体は純白で脚は黒。くちばしは黒く、付け根が黄色。日本には冬鳥として渡来する。
村の木・クロマツ
(マツ科)
常緑高木。海岸に多く、樹皮は黒褐色。針葉が2本ずつつき、長くて硬い。全体に剛強なので『雄松(おまつ)』ともいう。